もしもキャロルがお金をタンマリ貯蓄していたら?どうするでしょう。いろいろ考えてタンス預金に・・・とも思うけど母は立派でした。そういうせこいことをせず、堂々と銀行に預けていたんです。父は一円も残さず逝きましたが、母は4000マン貯蓄。このふたりの性格を比較思考すると、前者は内向的で、後者は外交的。もしもみんな、貯蓄したいなあって思うなら、まず外に出ないこと。しっかり貯め込むことが出来ます。母は金銭を弟に与えることで、弟に時間を与えます。そのお金、結局役に立たなかったように見えるけれど、弟と一緒にお金の意味に付いてを考える機会を与えたのです。金銭こそが人生のカナメ。それが浅はかな幼児性の強いキャロルにわかったことが幸いでした。今朝の企業要請は、いざというときに、瀕死の間際、銀行が助ける大企業だが、その銀行も国に何度も助けられて今日あるということ、銀行が大きな顔を出来るのは自分の役目に気が付いたそのときのみ・・・。三月になると幸せの黄色いノートもあと三分の一。どれだけ名言を集めるよりも、甲斐があるのは、このノートが庶民の歴史だから。清貧に関わることがいかに成功の早道なのかは、いずれわかるでしょう。