語外論争請けて立つ嬢では先週から害が外国の外に・・・。請けてっていう字も受けてとはどう違うの?っていう論議あるんだけど、それは前夫が大工さんだった関係でね、元請けってのが最も嬉しいことなんだ。直に自分が仕事もらうことで金銭的にもさい配が可能で大工さんが一人前になった証にもなるんだね。父は前夫と結婚したい!ってキャロルが言い出したときに、建築士一級を獲ったら結婚してもいいって豪語した。前夫は勘違いして大喜び。それなら、挑戦して合格したあかつきには堂々と結婚を申し込もう!!ってね。でも周囲に尋ねて回って現実を見る。二級でも持っている大工はほぼ皆無。そこで、生身のニンゲン、前夫でなくとも、妥協と逃避が芽生えるんだ。父はそういう資格主義者で、そのことがキャロルに亡霊のように立ちはだかる。今もだ。キャロルは保険会社の試験でも三点足りずに資格を落とす。他の事情もあったが、67点に自分のことのようにくやしがる営業部長の悲痛な顔。あと三点だったね?と。とってもいい人だった。温情の塊のような部長だった。キャロルは営副や営主や特営など、生命保険会社の階級に及んで、新しい独自の枠組みをバンガロー王国では作ろうと張り切っている。