姫瑠からキャロルへ・・・。しかも12月8日付けで・・・。なんというワガママさなのだろう。しかしながら、いつも強運に恵まれると妻を驚きの目で見つめるパラノーマシゲコ。この西嶌こそが、キャロルが捨てたい苗字だったはずだが、どういう訳か、正式に登録されてしまい事実最初は当惑さえあった。当時、この苗字こそが遺憾の苗字。キャロルに最も近い恋人の苗字。捨てられて、この苗字も捨てなければいけないと思った矢先の世界枠登録だった。自分には何の了解さえヒトコトさえも聞いてはいない無礼さ・・・。そしてキャロルの存在すら、ないがしろ。慟哭にキャロルは泣いた。しかし、それがな~に?とこころの中に勇者が現れる。西嶌でいいじゃん!自分を強く持てよ!それが最初の発端になり戦いの火蓋が切られた!と。わ、わかったよ・・・キャロルは勇者に従うことにした。この世は、所詮、商業と消費と流通で成り立つ娑婆なんだよ?と。わかったよ・・・。キャロルは今の処それしか答えない。なんでかっていうと実在するマスコミや出版界の人間の誰からも話しかけられてはいないのだ。