いじめに負けない人生論は、小学校時代、それも入学して三年間も担任だった高谷先生のことを書こう。本当にヒステリックな先生でね、髪を引っ張られて、ずるずるとしょっぴかれて、廊下に連れ出されて、よく立たされた。机の検査ってのがふいうちで行われていたんだ。いつもそれに引っ掛かるのはキャロルともう一人の男の子。髪ぼさぼさの漫画系男子だった。それで、ペチャクチャ喋っていたら、また往復ビンタ。昔の先生が羨ましいって?そうだよね、今はそういうの埒外のニッポンに変貌しちゃったからね。キャロルはちっとも反省してないし、堂々としていた。机の中が散らかってても、人に迷惑かけてないからなんだ。教科書消えて、困るのは自分で、見せて見せてって言って、隣の人に机を寄せて世話になればなったで、そこで親睦すら生じる。でもヨチトラはそうは行かない。ああ、これも新語ね。こちとら、そちとらはあるけど、世の情勢とか、世間様ってことで、よちとら。本当に質実剛健を芯から選んで、精進して来たなら、こんなに無防備で、出鱈目な国にはなってない。どこかに柔軟さや、軟弱さを、緩みを残してきたからこそ、今のキャロルの位置自体があったのかな?って。ゆるキャラ万歳!!ブリタニカくまもん!!っていう嬉しい構図なんだよね?