ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔72〕これはモンスターに違いないっていうのを、あるドーナツショップでキャロルは目撃します。自分の眼で見たから一日の半分、損した気分になりました。そのときにも点数を集めていたんです。150点で翌年のスヌーピーの青い表紙のメモブックと交換出来る。中には半額券など満載ですが、その150点を邁進したくらいですから、毎日のように早朝通っていたとき。隣にパッパラパのおばあちゃんがドカンと座り、注文取りも自分のとこに来い!!と暴言を吐いているのです。上司がほっとらかすのもなんだと気をきかせます。叫ぶからです。注文を聞きに来ます。これとこれとこれ~。わかりました。そういって、持ってきて、お金を受け取っています。イヤダワとまず思うしこれがモンスターだ!!教育界のみならず、こういった負の気分にさせる顧客の横にいると虫唾も走ります。いわんこっちゃない、早く出ようとは思うものの、病院はあまり早く入れません。入院家族といってもあまりに早い。そうだ!!あの湊公園でベンチに座って鳩でも眺めていようってね。機転をきかして早々出たのですが、クレーマーがモンスター化するのはほんのちょっとの差異かもしれないし、滋ちゃんも、そのモンスター化を免れたのは、キャロルという家族の箴言が大きかったとそう分析するのです。そのモンスターカスタマー〔モンカス〕はたった数分の間もわめき散らしていたのです。スプーンだろ?箸だろ?ってね。しまいには横にいたキャロルを舐めるように上から下まで見つめるんですよ・・・。この業界が最もキツいとキャロルは思うし、上げ膳据え膳というニッポンの格言も少し関与あるだけに、ニッポンの若者よ、くじけるな!って言うしかないなあって。教員は給料多いからいいですがバイト生は大変なんです。