ルビー・ウーマン《黎明編》〔38〕10メートルとは、声の聞き取れる範囲とそうとってもいいですね?わかっているじゃないか?最も、注視すべきは、人間である。大佐は人間とは、自分が違うことを、意識します。否が応にも気が付きますよね。なぜ?神がそこまで、人間を恐れ、念を押すのか、知りたかったし、先程の、解決も兼ねていました。未来確定女子として、生まれ変わることは、確かに光栄なのですが・・・なんだ??不服があるのか?私にも私情があります。なにもかも、この娘に翻弄されるのでは、少々きついかもと。それなら、どうしたいかを、はっきり言うがいい。この娘に賭けるのか?それとも、このまま、黄泉の国で、二階級特進を受けるのか?それは・・・やはり、もう一度、ニッポンに降りたく存じます。この国をじっくり、見たく存じます。わかった、お前は見たいのだな!それだけで、十分だ。興味のあることには、全部、首を突っ込むそういう女子だ。しかし、こころ根は、男だ。その点、わかり易いかもしれん。