ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔20〕落ちこぼれになった、不利益は、感じないの??ここで、ひと暴れするべきだと、思うけどね!そう発言したときに、弟はすぐさま、答えたのです。姉ちゃん、それは、間違っているよ!な、なんで?確かに、苦い思いに、泣いたこともあったさ、でもさ、思い出してごらん・・・。俺たちには、自由があった。机に朝から、晩まで、座って、ずっと、同じ顔に囲まれて、過ごすなんてこと、なかったろ?た、確かに・・・。キャロは深呼吸しました。姉ちゃんに、言っとくけど、自由ほど、大きな財産は、この世の中に存在しないんだ。ガッガガガ~~~ン脳天直撃でした。これまで、いったい、誰のために、なんの為に、物を書いてきたんだろう??え?弟のような、発想は一度たりとも出てはこなかった。キャロはやんわりと、また、諏訪神社の話に戻さざるをえませんでした。