ルビー・ウーマン《黎明編》〔11〕母のこころは、強固でした。おにぎりを食べてしまって、すぐに、回答したのです。結婚に期待できないって。父はすぐに、応酬してきます。教員の共稼ぎもしていいし、家庭に縛ろうと思ってはいない。なぜ?家庭に期待出来ないのか?と。はっきり、言うべきだと母は思ったんですね。チビで、禿げ。このふたつは致命的であると・・・。しかし、それを、面と向かって言うには、照り返しもあり、まぶし過ぎたのです。