ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔13〕天よ天・・・はやがて、神よ、神になっていくのは必至でした。今で言うと、竹下景子さんを彷彿とさせる、涼やかな風貌。彼女には、端正な顔立ちという美貌も備わっていました。これほどの、知人は、キャロの人生に、二度とは現れまい・・・とそうキャロは思いました。引率者の伯母についても、触れておきましょう。これを書いていて、とんでもない発見があったんです。父の最初の妻に、お暇を出したばかりではなく、同時期に、タヤ〔父の実母〕は伯母のお引取りもやってのけていた。伯母は、体育教師と結婚しますが、死産となり、タヤはこのご縁は、なかったものとの、離縁状を出して、強引に別れさせていたのです。な、なんという強行でしょうか。伯母が30歳の時です。万博引率時は、48歳でしたから、出戻り歴、18年を経過中だったんですね。