福岡市南区大橋一丁目四番6号で新婚生活を30歳で、スタートさせて、二年半、宿七さんが、銀行に、キャロと子供達を届けなくてね、随分、キャロは悩み、苦しみあぐね、何度も、父が長崎から尋ねてきてね、ドアチェーンを、バーナーで、焼き切ることは出来ないだろうか?ってとこまで、父は悩んだんだ。キャロが追い出してしまったからなんだ。宿七さんを。それで、父は、いつもこう言っていたんだ。容子さんにとって、博多は鬼門だよ・・・。でも、違うってことが、ようやく分かったよ!!こんなに、凄い街はないよって。思い込みだったんだよ。全部が父や、キャロの。子供を連れての再婚だからって、相手が初婚だからって、銀行員だからって、特別扱いすることなかったんだよって。やっと、今、気が付いたよ。人間はみな、平等だよ、ましてや家族なんだよ、手を携えていかなくてはならない者同士。それなのに、二年半も泣かせて・・・。間違っていたのは、彼だし、キャロの行動は正しかったんだ。胸を張って父に報告の葉書を出そうって思っている。博多は鬼門どころか、新たなる船出の汽笛が鳴り響く港になる可能性が高いって・・・。あの頃、博多埠頭は抜群の注目を集めていてね、それを詠んだ短歌を想い出したので特別に紹介しちゃう~もう一度 君とここから 始めたい ベイサイドプレイス 博多埠頭〔君はラリー・ペイジ氏〕