ホラーの第三位は、これも題名を忘れたんだけど、訳あり富裕層の家で、小学生くらいの姉と弟が、家の地下に、隠されてしまうんだ。どこにも行けない。脱出も出来ない。拘束状態だよね。息は出来ても、こころが不安定だし、外に助けを求められないっていうもどかしさ。なんで?って思うでしょ。それは、迷路みたいになった造りでね、見張りがいるの。最後どうなったかは覚えていない。ただね、こういうキャロみたいな、鑑賞法もあるんだってことなんだ。大事なのは、その映画の場合、子供っていうのは、弱い立場。大人の裁量によって、どうにでもなるっていう大人みずからが持つ恐怖力の確認なんだよね。意外にもそれさえ、大人は自覚していないんだ。何より大事なのは自分だったら、この恐怖なら、次、こう交わす、動くってのが出る。否応なしにね、そういう恐怖を率先して見せて、殺さずに生かすオムニバスを、映画人達は、製作側はプールしているよね。世界中で起こっている行方不明の子供達の問題も忽せに出来ないんだ。この映画は、家の中で、拉致されて、それでもあれだけうち拉がれ苦慮してたわけ。もしも、全く違う水とも言える場所で、拉致され、拘束されたりしたら・・・。子供の精神〔こころ〕が正常でいられるわけはないよね。