キャロが生まれた頃、母は、バイオリンで、荒城の月を奏でてた。母には、親友がいて、小山さんが、バイオリンもピアノも卓越していたんだ。もちろん、小山さんの娘さんも音楽に精通していて、前の旦那が初めて、ビル建築をした時に、その設計の方と来ていて、大人になっても、一度遭遇しているんだ。小山先生には三歳から五歳とほんの短い間なんだけど習いに行ってた。住吉から、電車で、今のココウォークのある付近だったかな、電車では、嘔吐が酷くて、こうまでして、音楽を?げろ吐いてんだよ!こっちは。でも母は、清清しい顔をして、大丈夫ってヒトコト。小山さんの教師としての姿、これは参考になるから、書いておこうね!まずデカラない!ここなんだ。自分はここまで、弾けるっての、出来るっての絶対になし。温厚そのもの、出来なくても、失敗しても、微笑むだけ。キャロこの女性がお母さんだったらな!って、いつも、帰りの電車で、思ったんだ。世の中は、人生は、どういう母親に当たるのか?そのくじ引きで、ほぼ決まる。キャロの場合、始終、ドキドキしていなけりゃ、ままならない位の音楽狂・・・。でも。ほら、やっと今、謎解けたじゃん。あんなにまで、しゃかりきになってないなら、今のキャロの作曲技法は存在しなかった。ピアノなくても、作曲が出来るんだ。頭の中に鍵盤が随時控えてるんだ。