高校生放浪記、これが、キャロが初めて、250枚超えの作品を書いたっての。いやあ、感慨深いですよ~地元で一位の高校にぎりぎり入って、いきなり、496人中、490番になるって、ショック。そうね、これは、キャロにとって、ショックはショックだったんだけど、ここの校長が全校集会で、一年生だけ残して、こう言ったんだ。成績の振るわない生徒は、腐った林檎、他の林檎まで、腐らないように、箱から、撤去しなきゃ。これだけは、言っておくよ!って。キャロ、きゃい~んって来たんだ。普通の生徒なら、しっかり勉強せなあかん!って襟を正す場面なんだけど、ヤッパ、風雲急を告げるってな感じ。どうしても、解せなかった。この校長の台詞が飲み込み不可能だったんだよ。高校生として、勉強するってのは、わかるさ、でもね、腐った林檎?どの面下げて、そういうこと言ってんだ!ってね。怒り心頭になったのはね、嬉しいことだったんだよ。他の生徒たちより、キャロが、弱者の側に居たってこと。実際、成績見ればそうなんだけどね、時代が廻り40年たって、ようやく、答えが出てきたね~キャロが正論だったってことが判明。腐った林檎の方が、天下を狙える位置を奪取?なんでまた~まだ、気がついてないの?天下って、〔てんが〕とも呼ぶ。今まで、キャロが獲れなかったのは、濁点を外してたからなんだ。おわかり?