イエローダイヤ・マンy636 僕に奇跡が起こる。このドクターチェアをパソコン用の椅子にするには、高さが机の方があり過ぎて無理があると思っていた。それが一気に解決を見る。本来なら部屋中の机を探し出してセッティングし直さないとこの机に合わない椅子だった。大きめのドクターチェアに購入直前に変更し、僕はその時、色もブルーに変更したのだ。それが効を奏じる。少し高めの椅子になったことであと少し今の机よりも低いデスクを自分の周辺で見つければ良かった。無いなら新たに購入しようと思った矢先のこと。なんと机の下の引き出し棚が動くのだ。そこにパソコンの線を繋ぎ直すとピッタリ収まる。こ、こんなことは人生にそうはない。しかも別にコーヒーカップ用の小さな棚まで横から出て来る。本来なら僕はデスクを買いにもう一回、ホームセンターへ出向かないといけなかったのに....。それにしてもこの僕の能天気って何だろう?自分のデスクの仕組みさえ知らなかった。ムーヴさえ、ご存じない。いきなり自分の感覚が疑わしくなったのだ。そうだ!!なんでかというとこれは母がみずから自分の見立てで購入して来て、僕のパソコン用として中学時代、宛がったものだった。こんなところにも抜け穴があったのか?もしも自分で選んだ商品なら、全く違った展開もあっただろう。父が返却してくれたお陰で、僕は自分のデスクの有能さにしばし耽溺してしまうのだった。