サファイア・マンs212 私が待ちに待ったその日、どんなに興奮し歓喜したか、そこは想像して下さい。しかしその短歌はそれなりにこれはいいな!!って思って投稿した一首だったことで、喜びが倍増しになったという経緯。投稿人の心根や策略も垣間見えるここは、重要な視点にもなります。ええ?これっていまいちなんじゃない?っていう作品を投稿する人間は全体の一割にも満たないということで、それはお金が絡むからです。ハガキ代という貴重な出費をどっちつかずの作品に投じることが出来るでしょうか?子供が五人もいるのです。私は自分の中で基準を設けます。普通の上、つまり中ランクの最高峰と認める作品だけ投函しようと決めるのです。それ以外は投稿しない。書きためるノートも同時に必要で、そのものすばりを書き込みます。私の住まいは庭が玄関前と裏にもあるという広々とした一軒家、平屋でした。前の土地を開墾して夫は大根や牛蒡、人参を植えると張り切っていたし、ペットも飼っていたことでそれは裏庭で育てることにしたのです。どう考えても恵まれ過ぎています。誰が見ても順調な滑り出し。その頃の、自分の短歌創出時間はドライブ中と子供が寝静まっての深夜でどっちも無理なく稼働出来ていて満足な時間配分だったと言えます。