イエローダイヤ・マンy632 僕はまさか若年性のアルツハイマー?って自分を疑ってしまう。発端はあるイスだった。それは腰かけるタイプのコンパクトな椅子でこれなら父がテレビを見る時に最適なのでは?と見入ってしまった。もちろん自分で座ってみた。色は真紅。しかし立ち寄った場所が三か所あって、それをどこで見て気に入ったか、覚えてないのだ。しまむら?それともナフコナフコツーワンスタイル?あとの二軒は隣接し合っていた。写メにもしっかり撮影してそれが手元にあるにも関わらず、こんな朝っぱらから迷走に追いやられている。若さもあてにはならないな?って僕は思う。だからこそ、明日は出掛けて、購入しようと張り切っている。父はずっと座イスに座って夜を過ごしている。この時間に365を掛けるとどれだけこの椅子が大切かが悠に想像が出来る。カイロプラクターである大藤武治氏の監修で商品名は、スタイルドクターチェアだ。値段を見ていない。それが例え、三万超えるお品であったとしても、僕の購入意欲は変わらない。持ち運びし易い軽量で、自分で父に手渡せる便宜はある。こんな気持ちになったのも僕が年をとったからだろう。父が存命なうちに、形を残したかった。僕がまさかな若年性アルツハイマーではない証しとして.....。