イエローダイヤ・マン《標榜編》〔595〕僕のように優柔不断な男は、この世に二人とはいない。それをよく分かっているから結婚に向かないとそう思ってしまう。結婚すれば様々な決定事項が毎日のように控えていて、ねえあなた、バイオパークとペンギン水族館のどっちがいいかしら?って訊かれたらどうしよう!!僕は真実を言えない。どっちでもいいさ!!心の中の真相はそれだ。しかし女性という生き物がロマンや真心をとても大事にする生き物ゆえに戸惑っている。たぶん、ペンギン水族館って言えば言ったで、バイオパークも遠いけどいいのよね~~って。それからが長い。料金を調べたり動物群を調べたり、中にあるレストランのレビュー見たりと僕がさほど気にしてない問題にどっぷり浸かったあげく実はさあ、私ペンギン水族館であの乗り物に乗ってみたいの!!って自分がカヌーかなんかに乗るのが第一目的だったことが明かされて僕は子供が不憫になる。子供のことが第一!!って言わんばかりに訴える女性全般を僕は嫌悪するし近付けない。そんな子供のことを中心に動くようじゃ先は見込みない。僕達の結婚生活はそういうものであってはならない。自分の主義主張をきちんと伝え合う、そして子供に親を認めさせ一目置かせる。そこまで徹底しなければ子育ては開始しない。