ピーパー・ウーマン《ジュエリー・ボックス編》〔240〕ある女性の言葉にはっとするの。それは?駄菓子屋のお菓子に今の子供達は郷愁なんかを抱くことはないって。ええ?そう言われてみればそうなのよね?私達は懐かしいって強く思えるけど、それは食べた記憶があるからで、今の子供たちは全くそういう経験すらない。駄菓子屋を懐かしむのは中年以降の人達だ!!ってそう言われて背筋がピンとなったの。しかし今の30代近辺にいる人達は懐かしいんじゃあないですか?微妙だわね~~私達ははっきりと駄菓子屋を懐かしむことが出来るけど、この年代は棲んだ場所のローカル度によって変わってくるんじゃないかしら?僕なら駄菓子やはとても思い出深いものがあります!!昔よく通ったんでしょ?はい!!言って御覧なさい?ええ?そこで起った事を。それはですね~~通っているうちにやみつきになって放課後に立ち寄って先生に注意されていたんですが、よく解りましたね!?注意されるくらいに通っていたということは友達が告げ口したのね?ええ、僕も時々は告げ口しましたから、喧嘩両成敗ですね~昔はすべてが平等だった!!それは少し違うのでは?ええ?どういうこと?僕らの時代でもすでに良家の子女たちは優遇されていたし、そういう別格扱いは当然敷かれていたことは鮮明に覚えています。