イエローダイヤ・マン《標榜編》〔575〕揚げものにとんと弱くなってどこへ行っても揚げものばかりに目を奪われる僕こそは揚げ男子。昨今はコロッケに凝っている。今朝だった。ファミリーマートのコロッケを購入してその実のぷりぷりぶりに驚く。以前ならジャガイモがすかすかで今日のじゃがいもの充満の度合に正直、驚く。セブンイレブンのコロッケよりも上だ!!とそう思ってしまう。どうしても僕に先入観はあって、セブンイレブンがすべてのトップという志向がこれまで強靭に根付いていたのだが、このコロッケの乱ですべての判断値が狂ってしまう。揚げものは以前なら市場の名物だった。主婦たちは苦手中の苦手だったのだ。小麦粉、卵黄、ぱん粉の順に粉を付けていくことが。それにも増して揚げている間に衣が外れてしまうという珍事も起らないとは限らない。僕も実は自分でしてみてお手上げだった。とても手作りは難しいものだと心底気が付いた。セブンイレブンの春巻きが美味い。この舌触りのパリット感としっとり感の二枚重ねに僕はとことん参った方だ。セブンに追いつけ、追い越せの指令は各方面で生かされて今日に至る。追い駆けられるセブンイレブンは、じゃあ一体どこの何を最高基準としているのだろう。そこが知りたい処である。