イエローダイヤ・マン《標榜編》〔555〕記念すべきこの555編を迎え、僕は自分の立ち位置の明瞭さに感動する。まだ、誰も登ったことのない幻の山に相当する峰に、自分が登ってきたことが、すかさず証明されて、手放しで喜んでばかりいられない処の責任を禁じえない。僕がこれからどう判断するかで、日本の価値が上がったり、或いは僕が少しだけ厳しい言い方をしてしまうことで、日本の立ち位置が危うくなってしまうなど、より慎重に駒を進めていかなければ!!と心を引き締める。それにしてもずっと西野監督で行きたかった僕の気持ちを誰も代弁してくれず、西野監督は自分から辞表を出したのだから仕方ないと見る人ばかりで、僕だけでも彼を強く引っ張りたいな!!って心底思うのだ。これ程の夢を与えられる人材は、他から持って来ようとしても無理からぬで、そこに気が付かないのなら、正真正銘のヘタレだろう。ブラジルをあそこまで苦しめたベルギーから二点をすんなり、かっさらった感動は未だ僕の中で消滅しないどころか生彩を放っている。西野監督の白いシャツとスラックスという姿が僕を感動させたことは言っておこう。これが本当の男のおしゃれで、ネクタイもしていなかったことが、ピッチをさらにハイテンションにした。これから、彼の本筋が徐に決まって行く!!若者の為に、もうひと肌を脱いで欲しいのだ。