イエローダイヤ・マン《標榜編》〔546〕僕の中で芽生えた淡い楽観論が、七月の大谷のバースデイの頃をメドに、ニュースソースとして溢れだすのでは?との憶測で心も充満する。これまで僕は大谷投手のトミー・ジョン手術へ行く方向にばかり気を取られていて、亡くなったホセ・フェルナンデスが手術に挑んだあの頃を回想していたのだ。手術を受けて彼はより盤石な肘を奪取し、球団記録を塗り替える活躍を見せてくれた。彼は明らかな手術成功者で、しかし、完全復帰したものの、手術が決していい方向性をもたらしたのではない、そういった負の報告例に対して僕は勉強不足で、例えば成功者の弁ははっきり大手を振って聞こえてはくるが、結果のおもわしくなかった投手もいたはずで、僕はあえてその辺まで調べることはやらずに、大谷投手もいつかは、この手術を受けないといけないことは自明ではあるものの、七月復帰に向けて彼が始動を前提に動く姿から見えてくるのは、ソーシアコンプリート作戦!!ソーシア監督の意見が重視され、大谷が打者として、今期を隈なく活躍するプランも浮上していると僕は推測している。弱冠二十三歳の大谷が二十四歳を迎えるという大きなMLB節目に一体どんな幕開けが彼を待っているのだろう。そこを一緒に味わうことが出来ることが、同時代に生きている僕達の美味というべきニュースソース配分である。