エメラルド・ウーマン《深窓の令嬢ダブリュー編》〔76〕世界中はひとつの屋根で繋がっているのに、なぜ、こうまで、各人孤独を抱えて今日あるのだろう。この空虚な気持ちにどう寄り添えばいい?って。親しかった子供の頃からのはとこ達や、従姉達もそれ相応の地位と財産を固めていても、どこか、よそよそしくて、こっちから、すんなりと仲良くなっていこうとする時に、躊躇も内在で、出来るなら、そこまで気を遣うなら、自分本位に生きたい!!目立たず、ひっそりと、人生を過ごしていくのもいいかもなあって。里子には夢があったのです。自分が切り開いた川柳の世界でみんなで時間を共有しながら、アップテンポで研ぎ澄まされたひと時を不動のものにする!!でも現実はどうでしょう。次のネカフェに着いても他の人と話すことも出来ず、ただ時間の毛布にくるまって横たわるだけ。素晴らしい川柳もぐっすり仮眠しているのだろうか?と思いきって長いテーブルのある場所まで行ってお好みドリンクをこしらえます。若者が目立っていて、そこでは自分はすでに老境なことが分かってハッとします。何時から若者とは呼べなくなった?って自分を映し出します。UQモバイルのすまほのツールには何とミラーが付いていてその中に映る自分の老いに恐ろしい現実を見てしまうのです。