アクアマリン・マン《真春と真秋の間編》〔24〕随分前に俺は公的年金を支払ってはいないと明言してそんな奴はもうこの娑婆では成立さえ見ないぞ?と、不審者を見るように皆が思ったかもしれず、そこを捕捉しておきたい。俺は地場の保険会社のしかも大手の旨味を存分にもわかってしまい、なぜ、格安の保険会社やネット通販を年金で選ばなかったかというとリフォームが大手の場合、可能だからだ。俺の場合毎月一万円支払って、六十代から三万円毎月入って来る年金をふたつ持っていて、今回そのひとつをコンバージョンすることとあいなる。掛け金を増やして、六十五歳から入る分を上乗せしたのだ。こういった細やかな作業に嬉々としてくれる大手生保を、俺は称賛してやまないし、ネット通販の格安保険もクロスで掛けてはいるが、それはあくまでも亡くなった時の生命保険。愛息の為だ。今最も俺が魅力を感じているのが、掛け金が毎月三万台でしかも、六十代から毎月五万円近くが転がり込んでくる年金案で、これがもしも出て来たなら繁盛するだろう。一時金でも貰える仕組みがいい。それらを工面しながら軽自動車でクレープ販売したりと、夢がはっちゃけてくる。自分があくまでもオーナーという姿に誰しも憧れる。こきつかわれる人生を過ごしたくなかったら、そろ盤をまず購入することだ。