イエローダイヤ・マン《標榜編》〔513〕この処、メジャーの洗礼を受けた大谷投手という活字がスポーツ新聞の一面を一杯にするくらいに躍り出て、確かにこの前のレッドソックスのプライス投手と投げ合った時にも、プライス投手がこう囁いているのでは?と僕なりに耳を済ませた試合後だった。これがメジャーのお手本だよ?って。なぜならデビッド・プライス投手はほぼ完璧な内容で僕も久し振りにプライス投手の長所とも言える内奥の強さに改めて感動もしたし、今日のEロドリゲス投手にしても最高の内容だったゆえに、打に徹した大谷投手ではあったものの、レッドソックスの今季の強さに震撼したというのが本音だろうか。僕は大谷投手はそう何回も洗礼受けるような選手ではないとそう確信してはいるが真実どうなんだろう。DH六番で今日はさっそうと五番のシモンズの後を打った。この後に実は七番コザートというのが今日の打順だった。僕は不思議な符合を禁じえず、みずからの符合主義を占ってみる。コザートが七番、大谷が十七番、そしてトラウトが二十七番、37と47番もついでに想像してみた。僕が獲っている符合主義は数字が揃ったり事柄が折り重なった時に稼働する、不思議な縁が関わる運命の法則でもある。それにしてもシモンズとコザートの守備の美技に僕は今日酔いしれた。どんなホームランにも負けない守備力の心底を見せてもらった。