イエローダイヤ・マン《標榜編》〔492〕俺は軽自動車を乗り回す友達全員にメールを一括送信する。こんな、凄いことを知ったら彼らは手を叩いて喜ぶだろう。今日の朝の番組で国交省のお偉いさんがはっきり言ったから間違いなく、俺もレンタルじゃなかったら、軽自動車の黄色いナンバーを是非替えただろうな?って。それへ向けて申請を出すだろうな?って。俺はこれが地方都市でも申請できる?って気にはなったが、オリンピック記念ナンバーを取得するのなら、どこにいても可能だろうと強気になる。このオリンピックこそ国を挙げて取り組む最高のイベントだからだ。どうしても軽自動車に乗る人々にはジレンマはあって、所得が低い層に見られるっていう卑屈感。そういうのが一気に剝がれて、この国の運気向上にも役立つという未曽有の好感度があって、一挙両得とはこういうのを指すのでは?と。なぜなら、低所得者の劣等感を取り除き、国にも収益金がガッパガッパ入るっていう仕組みに気が付いた点が、この国も只ものではなかったという証明で俺は嬉しい。そういう細やかな配慮が大事なのだ。ただ、単にアイデアばかりを掘り下げるのではなく、低所得者に夢や希望を与えうる項目。きっとこの省だけにはとどまらないラッキーが他にもあると俺は睨む。もちろんリッチであっても軽が好きという人々もいる。