ピーパー・ウーマン《ジュエリー・ボックス編》〔142〕結婚は恋人同士が進展したものだと私達は穿った見方をしていた、その結果が離婚急増というシビアな数字に表れているとは思わない?はい、俺だって何度も結婚に合わないとそう自覚しながらも別れることまで至らなかった。それはなぜ?私に振られても困るし~~俺は結婚に不向きだと自分で解っていながらその深層心理を知りたいがゆえに結婚した!!相手が可哀そうだわ!!でも結構そういう実験心理が面白い!!って俺なりに思うのは、例えば道行く人を見てああ!!この男って大富豪!!ってしっかり判明しているケースは難しくて、人は誰それと知り合い、その男を値踏みしながら段々と交際達者になっていく、失敗を重ねて恋愛の達人になって行き、結婚へのゴールを果たすのでは?何だか貴男って、作家から見るとかなり行き当たりばったり感あって、危なっかしくてそれが、魅力なのかもね?俺はしかしさっぱりもてません。もてないオーラを俺が背負って、まるで背後霊のような標榜が俺を牛耳ってしまった感もある!!それでは運気が落ちるわ!!じゃあ、どうすればいいんですか?もてたいの?それとも稼ぎたい?お、俺はもてたいんです!!男って、いつもこうなの、だから愛情の与信を与えられない生き物なのよ!!