イエローダイヤ・マン《標榜編》〔464〕俺は深夜、昼間見れなかった羽生の演技を見て感動した。そして演技を終えての桜井記者からのインタビューに彼が答えている様子にお疲れ様!!と。羽生は自分は元オリンピックチャンピオンで、こういう言い方はおかしいけど、リベンジをしたい!!って語っているその姿に雄雄しいまでのオーラを読み取って、これが本当の王者の風格だなあって。しかし二位に付けたフェルナンデス選手も美しい演技で、この一挙手一投足が余りにも華麗でしかもスペインというだけあって意外に思う。しかもあのマーリンズホセ・フェルナンデスを思い出す。サッカー王国であるスペインがこんなにも美しいスケーターを送ってきたことが憎いし、素晴らしい演技に実は感動した。今から飛ぶぞ!!とかやってやるぜ?っていうような飛び方の多いスケーターの中では稀有の存在だし、事実俺は、チャップリンを思い出した。身のこなしが天才チャップリンに似ていることが俺の心を騒然とさせた。宇野もプレッシャーにめっちゃ強いと言われてはいるものの、これが勝負を決める最終ステージ!!プレッシャーもあるかもな?って心配になる。誰が獲っても俺は祝福したい!!しかし本当は羽生のことを思っている。あの演技が終わっての会見で見せためっちゃ嬉しそうな笑顔が忘れられないからだ。