イエローダイヤ・マン《標榜編》〔463〕たまたまそこに居合わせて冤罪を掛けられ、懲役二十年の刑に服することが出来ず、自分の祖父の教えに従い、脱走して、奇跡の連続に遭遇しながら、三人の子供に恵まれて今幸せに暮らすマリーの人生に俺は感動する。まず第一番目の墓穴はたちの悪い友達と関わっていていたこと、ピザ屋の前に待たされて遅いので中を見に行った時に友人が逮捕されて自分もお縄に。ここで無罪を主張出来るはずが、どういう訳か、警察の勧めに従う。認めれば刑が軽くなるよ!!という誘いに彼女は乗ってしまい捺印する。これは罪を認めたも同然になってしまい、執行猶予どころか結果は、無罪の彼女にとって堪えられないものとなって、脱獄を決心する。その後、健康保険証のナンバーを取得するなど、信じられない幸運が彼女を助け、余りに最高のボランティアを施す日常生活が裏目に出て、彼女はとうとう捕まってしまうのだが、それが減刑されて、元通りの日常に戻れるという大チャンスを得る。ここではどのチャンスが一番大きいかなあ?って俺なりに考慮するとやはり、素晴らしい旦那と出会えたこと、三人の子宝に恵まれたこと、このふたつだと思う。人の口車には絶対に乗ってはいけない旨を彼女は教えてくれた。