イエローダイヤ・マン《標榜編》〔462〕俺は改めて思う。前回銀だった平野歩夢が今回も同じ銀だったとしても、銀の内容が全く違う事で、それにもうひとつの事にも気が付く。今度の北京オリンピックでホワイト選手を抜くのは平野しかいない、この運命の法則で、小さい時からショーン・ホワイト選手に憧れて今日まで来た平野がいい演技をすればするほど、相手の心に火を付けてしまい、この関係に実は戦慄を覚えたのだった。なぜなら平野がいい演技をして得点を挙げれば、実はそれが相手にとってのプレッシャーになっていくはずが、ここでは、全く逆に構図になっていてじゃあ、どうすれば平野はショーンに勝てるのか?いい演技をでも、しないでいるわけにもいかず、四年後のことが今の今から楽しみになって、俺の脳裏を混ぜくり返す。彼のヘアースタイルも歩夢カット〔ドレッドヘヤー〕として若者に絶大の人気になっているらしく、しかし俺が好きなのは、小平のベリーショートで、小平のような活きのいい女性が待望の金を日本の為に獲ってくれるように、今から祈念している。右がイエロー、左がレッドのあの氷上グラスもめっちゃカッコイイ!!北海道の高木、そして長野の小平、出身地も覚えてしまった。俺がスピードスケートにより近付けた今回のピョンチャンに乾杯だ。そしてもしかしたら平野やショーンが東京オリンピックに参戦かも?それが叶えばいうことない。