ピーパー・ウーマン《ジュエリー・ボックス編》〔111〕とあるマンション大手が開発した分譲地にはネーミング募集にみんなが夢を投じて投票していくけど、やはり最終的に決定するとき、必ず同じものが三つとか五つとか出て来る。そういうチャンスが同席することがあって、皆が同じことを考えているっていうことは実はいいことなの!!そうっすか?俺は当代随一で二つとはこの世に存在しない語を探すことが使命だと思ってきましたが、重複も命名には必要不可欠ってことっすね?たった一人の人が反論しても名前は決まらないもの、子供の名前だってそうでしょ?じゃあ、最終的にどういう名前を人々は好むと?今は余り使用されなくなったけど団地っていう言葉が温かくて、私は好き。今はどっちかというとタウンとかランドとかステージとかアメリカンナイズでしょ?逆にそれらは飽きられてしまった感はあって、私の近隣にある鶴の尾団地なんかいいなあって今頃になって気が付くのよ。そういう風情を抜本的にも包括したのが団地?ええ、堂々、矢上団地も入るわね!!つつじが丘団地も。昭和の間取りになるんだけど私達が失ったものと同等の起草がそこには混じっている。団地で育った子供達も大きくなりました!!ユーね?