イエローダイヤ・マン《標榜編》〔438〕俺が政治に深い関心を抱いたりすることは永遠にないだろう。しかしそんな折も折、飛び出してきた彼のニュースに身の毛がよだつ思いになるとは。しかも若手思想リーダーの古市氏を久しぶりに俺は見るのだ。そのコントラストが異常なまでに俺に突き刺さってきて、古市氏は小室氏のことで出ていた。この報の二人時間差はもしかしたら世代のバトンタッチだったかも?遣り切れない思いでいる。どこに出してもひけを取らないと称賛出来る保守のリーダー的存在だった。夫人を亡くしておられ、それにも初耳だった俺は何を隠そう、慌ててしまった。妻という座に居る人材の大切さだ。誰もが老境になって色々問題は山積していくのだが、妻が元気でいることは家族の勲章以外の何物でもなく、改めて夫唱婦随の美しき習慣を思うのだ。婦勝夫随でももはやいいし、語句順番に拘っている場合ではない。彼の小柄が俺の脳に叩き込まれていて、日本人何するものぞ??を世界へ知らしめて来た彼の功労を思うとこのまま、倒れてしまいたくはないな?っていう信念のようなものが俺に沸々と湧いてきて、なぜ、彼が威風堂々としていられたか?まずはその辺りの解析からだなあって。敗戦国日本の縁の下の力持ちは又一人この国からいなくなった。