イエローダイヤ・マン《標榜編》〔436〕俺は熱帯夜に、難しい体制を寝たまま替える眠り男子のように、昨夜けだるかった。極タウンに暮らす人々の映像に驚いたのだ。氷河室というのも紹介あって、そういう古代からの素晴らしい地球的遺産を見てのけぞりそうになった。その国に俺も一年移住したいと思った。そこはビザが要らず各国の人々を受け容れて、しかも地下に家を作ることが自由でその部位に俺は美味缶を開けてみたい気持ちに駆られる。こういう場所に自分の家を作っておいて一年に一か月でも棲めたら御の字、モノを書くための視野や素材、題材が山程あって、俺のワクワクはそこから端を発している。真剣に基本路線で考えてみたい。決して興味本意ではないこと、そしてもうひとつ発見ある。ピーパー・ウーマンの後に控える男でも女でもない人間を描く物語りの宝石だ。俺の直感だが、ここで産出されるオパールが美しすぎて、しかも単色ではダメだというのだ。赤や緑、黄色や青、こういった多色混じるものが高級で昨夜紹介された億を下らないとされるバージン・レインボーと命名された宝石に感動した。俺の勘は単色邪推だろうか?あれだけ美しいものは類をみない。オパール・ママンと最終的に命名されるだろう。