イエローダイヤ・マン《標榜編》〔433〕俺は昨夜びっくりする。なんと干物を利用しているのだ。鍋に入れたりそれを規格化する為に、スパイス付けて梱包し売り出す。日本人もここまで来たか.....その食の文化の応用術に参った感はあって、テレビでは静岡の店が映し出される。ここに目を付けた観点が素晴らしいし、他の漁業者も心わし掴みにされただろう。俺達は食に深く関与する仕事で、年末だったがクロちゃんの企画があって、彼が凄いカロリーを一日に消化する番組を見て戦く。これは5000カロリーを軽く超える量だった為に、俺は各人あるはずの胃袋の大きさや限定される内容数値以外にも、本人の気迫が深く関わる企画ではなかったか?と。相撲取りのような体格だからと誰もが甘く考えるが、俺はクロちゃんの内在された勇気や根性のなせる技だと思ったのだ。なぜなら大食いタレント男子版を彼が狙っている兆候は全く見受けられず、むしろクロちゃんは食べられるから食しただけ。この辺の大物振りに俺はこう思った。クロちゃんには今の処、一定の標榜がまだ存在していなくてあくまでも、いじって楽しい人材。しかし今年、魅惑の標榜が、クロちゃんを雁字搦めにする日が遠くはない。