サファイア・マン《緻密な男編》〔161〕パチンコ店の片隅の自分が目に見える近い場所にベビーカーを置くと暫くスヤスヤ眠っていたのが俄然元気になって母親を呼びます。すぐにも膝に座らせて一緒に画面を見る形で抱っこします。娘は光る銀玉が珍しくて宝石に見えたのでしょう。しきりに触ろうとするのです。口の中に入れたら大変なので、やはり向い合せに抱っこしてレバーを持ってタマ運びを操作するのですが、しんどくなって降参!!やっぱり子供を連れてはパチンコはムズいことにがっくり来てしまいます。旦那にこの子も預けて来れば存分に楽しめたのになって勝手な思いを募らせていた時です。終了台の解放~~と同時に軍艦マーチが鳴り出すのです。そっか~終了台という本日のベテラン台があったんだ!!と抱っこしたまま、抽選の棒を引きます。二回引いてぞろ目だった為にようちゃんはそこに席を移すことになって恐怖の大出玉を稼ぎ出すのです。自分の中で、押し問答はあります。ぞろ目ってどういう数字出た時なんだ??ってね。