ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔217〕その頃の母が人生でもしかしたら一番円熟期にあったかもしれず、稲佐山にもそこにあるレストランにも連れて行きます。母はどんなに嬉しかったでしょう!!今はようちゃん稲佐山は逆に行けないかもしれません。なぜなら高校一年時に稲佐山のどこかの公園で集合して遠足に行ったことがあるんですが今なら行けません。こうして思い出そうとしても、思い出せない場所にプールされている追憶もあって、脳の仕組みに興味が倍増しなってしまいます。この車は三か月も乗らず販社に返してしまうのですが、それだけようちゃんが美容学校へ行くということに真剣になっていた証しで、母を歓喜させてもそれは一過性のもの?との基準があったのです。幼友達のエイミーも矢上から大村へ行く山道を知ってからは何度か一緒に便乗したことがあります。自分一人では怖かったっていうのもあったでしょう。ようちゃんは旧日見トンネルで、車がエンコして、そこで味わった恐怖の経験上、これが潮時かもな...っていうのもあって車はまだ、人生のパートナーにはなっていなかった証しになります。