ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔216〕担任を連れて家庭訪問に行くということで、間ノ瀬の友達にようちゃんも付いて行きます。男の子にそっぽを向かれたその気晴らしのように、間ノ瀬の奥深くまで入って行きます。ようちゃんは先生に子供は男の子ですか?女の子ですか?って知っていながら尋ねます。男の子よ、とってもわんぱくなの。ようちゃんはその時に未来想像するのです。自分とその彼が同じ高校に入学して対面することです。もしもそうなったら凄いぞ!?って。この頃から予知能力は徐々に整っていくのです。そういうことは僅かな確率でしか起こらないものの、ようちゃんには事前に資料が渡された法人のようにそつがないのです。間ノ瀬からの帰り道、幸子という名前の友と別れを告げ、幸っていう名前が付けばご両親の願いもわかりやすくて、きっと幸せになれるのでは?って。確率は、願う親の気持にも順当に答えるのでは?と。ようちゃんはこの家庭訪問担任引卒を機会に、自分は見てくれは女子なのだから、思いやりや互助精神を発揮して男の子のグループもアっと言わせるような快進撃に出るべきだ・・・とひとまず落ち着くのです。もう男の子の心をたぐり寄せ、対等に遊ぼうなど暫く止めにしたのです。