イエローダイヤ・マン《標榜編》〔365〕俺が右と左のたおやかな融合が出来るのでは?と一瞬枝野氏に期待したのは宏池会に近いことを彼自身がのたまった。この異形が彼のボールをアッパーデッキに持っていったし、もしかしたら彼は未来の総理候補かも?と衒った瞬間だった。もちろんまだ未解決なことも多い。しかし口から出任せを言える人物ではないことははっきりしていて埼玉県の議員であることも俺の目をハート型にしてしまう。東京よりもむしろ埼玉。そして東京よりも神奈川。大都市東京に出来ないことをこの両県はやってのけると期待しているのだ。埼玉に期待を賭ける俺の気持ちはサッカー人口で溢れる若者の街であるという認識がそうさせる。東京に住まずに埼玉や静岡、愛知、その周辺に居を構える若者志向には個人主義が蔓延っていて、いつ何時、たとえ何が起っても自分たちの主張はひとつ・・・というような標榜を上手くまとめてくれる人材が必要不可欠で、要約力のある枝野氏や語彙敏捷力を常としている小泉氏に若者の未来を全部委ねていることは真実だろう。信次郎氏は右?それとも枝野氏は左?そういう分け隔て自体が、若者流域内にはも・は・や存在しない。