イエローダイヤ・マン《標榜編》〔351〕俺が考案する年金システムは国を信じて掛けている人々との重複はなく、その点でも有利にアグレッシブに展開するともくろんでいて、政府の年金開始は七十歳までずれ込むのは確実で、俺は一生懸命に生きて来た人間ほど、消耗は激しくてそんなに老後が健康であるとは言いきれず、とうとう年金貰えるまで生きていなかったという例も今後は多くなっていく。なぜなら富裕層の寿命の延びだ。この伸びは単なる一過性のものではなく、すべての商品と連結で車だって金持ちの車は危険を察知して止まる。このことひとつ取っても、普通の清貧族が鑑みなければならない時期に突入したと俺は見ている。六十歳になる一年前から支給を考案していて掛け金は高くはない。そしてそれは十五年は掛けて貰った暁に始まるとだけ言っておこう。六十才から七十才までは好奇心ぞくぞくの時代で、その時代に例えお金はあっても余らない。実は・・・足りないのだ。遅く結婚した人々は大学生を抱えたりで金は要る。就活だって甘くない。ホテル宿泊費や旅費が要るのだ。退職金にはまだ手を付けたくない。そういう黄金の老年を俺はこう呼ぶ。イヤーゴールドだ。