イエローダイヤ・マン《標榜編》〔345〕俺は今の仕事と並行にもっと自分を向上させるものへと邁進していくべきでは?と同窓生の言葉に驚きを禁じえずそのことを今日は話そうか?と思うのだ。彼は正社員ではないのに正社員と同等の仕事をしていてもうそろそろ正社員になってもいいのでは?と日頃から小さな欝憤を溜め込んでいてこのままではここも辞めてしまうかもしれず、日々不安になるというのだ。同窓生は高校は卒業しているが私立の名もない高校。そういう自分を責めまくる。もっと高校時代に専門科目と言えるほどの学力畑を開墾しておくべきだった・・・と。一般常識だけはどうにか勉強してそつがないくらいになったが、どうしても腑に落ちないというのがボーナス時期だ。正社員には数か月分が与えられて比べてしまう。彼にも賞与に値するものがあるにはあるが、それは皆勤していないと貰えないというのだ。俺は自分を例に出して精進することの意義を伝える。不断の力って、評価外にあると俺は思うよ!!って・・・。友人は、暫くして・・・わかった!!と返信してきて、そのあとにこうPSあるのだ。今の状況を割と仲のいい、はるか年上の先輩に打ち明けようとしていたけどもう少し頑張ってみることにした!!って。俺の目には涙が一杯溜まっていたのだ。