イエローダイヤ・マン《標榜編》〔338〕俺は昨日あのちゃきちゃきの女性からこう言われる。ほっともっとでだ。俺がびっくりしたのもわかるだろう。なんと化粧が取れてしまっていたのだ。普段から目の化粧が完璧で俺が好きな付け睫毛?アイラッシュかもしれないが化粧女子が俺は好きでそれが厨房の熱気からなのか全部剥がれ落ちてその顔に俺は感動する!!こんな嫁さんがいいな!!って心底感動したのだ。彼女がいなけりゃここは単なる弁当屋だ。しかしちゃきちゃきの彼女が出勤している日は弁当艦に早代わりし、またまた凄いモンゴンを聞くことになる。親子二丁~!!と発声しているのだ。なんということだろう。他の店員たちからは絶対出ないだろうこの言葉に俺の感性は疼き、とうとう合間を見て質問してしまう・・・あのう、つかぬことを伺いますが江戸っ子なんですか?って。女性は汗を拭きつつ、違います!!関西の出身ではあるんすよ~でもお、江戸っ子では、ないですね~俺は頭を下げるしかなかった。親子二丁~~って発音するときは親子丼がふたつ・・・。しかし二丁の丁に俺こそ反応ハヤ!!俺も丼の丁には敏感だ。何を隠そう、エブリワンの店舗厨房に一年七ヶ月在籍していたからだった。