イエローダイヤ・マン《標榜編》〔333〕もしかしたら?ドジャーズは顔で入団を決めているのでは?と一瞬思ってしまうほどカッコイイ人材が多く集まっている。特に俺達の年代の少し先輩で、イーシア、アトリー、フォーサイス、そしてヒル投手が四人固まって話している姿など見ていると皆が大スターにも劣らない風貌を呈していることに驚く。特にこの年代をいぶし銀より直前の世代と捉え俺は賞賛を贈りたい。そしてグランダーソンだ。彼はいつも孤高の存在を誇示していて全然ちゃらちゃらしていない。そこがストイックで四人とはまた違った異彩を放っている。今年・・・この五人をいかに生かすかで勝利の秤が動いてくるだけにロバーツ監督も頭を抱えていることだろう。確かに全員才能あるのだ。投手のヒルも三十七歳とは思えない磐石投球で監督を驚かせたし、その他の内外野手たちも危なげない守備を今の処見せてはくれている。しかしポストシーズンだ・・・。相手の攻撃も二倍の力!!と思っていた方が正しい。ドジャーズは攻撃よりむしろ失点をせずに闘う要領が俺は展開的に勝利をもたらすとそう睨む。去年活躍したトールズなど怪我でいない分、守備固めに励んで、なるべくユーティリティプレイヤーを応用することを避けその塁に慣れた選手を起用して欲しいと願うのだ。