サファイア・マン《緻密な男編》〔154〕先般の大掃除ですべてのゲーム器機が出てきてようちゃんは胸を撫で下ろします。やはりきちんと別格保存していたのです。セガマークⅢ、メガドライブ、そしてファミコン、そしてプレステーションは恐らく息子の部屋ですが、これらのセガを見たときにようちゃん叫びます!!でかしたぞ・・・と思ったことは記述しておきましょう。アレックスキッドソニックなどの登場人物は忘れもしません。そこで大枚を投じて子供を遊びの世界に追い遣ったと誰からも批判を受けたであろう自分が誇らしくなってこれらの器機が今も必ず役に立つことが、より明解に謎解きにも関わってきます。人がただ単に消費をするのではない!という魂の固定資産で、時間を消費したものには真価が宿るという評定です。特にスーパーファミコンには特別の魂が宿っていて、それは幼子の心の機微を見事に体現していて、ひとつひとつを丁重に手に取るのです。ようちゃんに対する評価は子供達の皆が今なお共有していることでしょう。そこで時間を投じたことが馬鹿らしかった・・・とする子供がいたなら節穴のあんたやねん?と母であるようちゃんは生活の実態を問い直すことにもなりかねません。ゲームは情操をも培うことが可能なのです。