ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔210〕五年生になって新担任は女性で主婦の先生でした。ワタシにもあなたたちと同じ年の子供がいます!!と聴き早速ようちゃんは完食した気分になるのです。しかもようちゃんをまるで責めない。遠くからいつも静観してくれてしかも特別な任務も任せてこない。学級委員長になっても暇で暇でこれなら学級委員長やってもいいかな!!って見直すくらいだった。なぜだったんでしょう。子供達自体が五年生になって成長したこともあるのです。三年時から現川分校を受け入れ五年時からは間の瀬分校の子供たちも受け容れて分校組も全員、矢上小学校に収束されて新メンバーのお友達も加わるのです。今でいう、滝の観音近隣に住む子供達です。この頃のようちゃんは体育は苦手だけれど、他の教科はすべて田舎の小学校ということもあって学年一位。まだまだ学力に余裕があって放課後、遊びに行くことにも活発です。それにしても自分の性格を公認されたことが五月晴れで、この教師のダイナミズムに興奮してしまうのです。これまでの先生は協調性がないことや、煩いことでケチを付けてきたというのに何をやっても微笑むだけなのです。母親としてのバイオリズムが稼働していたのでしょうか。嬉しい新学期でした。