ルビー・ウーマン《黎明編》〔210〕おめでとう!!今日は大佐の119回目の誕生日、感想はあるかね?いいえ、いいえ、生誕を祝って頂くとは思っていませんでした。俺もオギャア!オギャア!と生まれた瞬間の大佐の顔が目に浮かぶ・・・。生まれたときの?ああ、君子っていうのは生まれたときから人生がほぼ決定しているという。いいや、俺の場合は当てはまりません。俺は努力して努力してやっと駆け上がった口で、決していい家の出ではありません。そうかもしれんが経歴にひとつとて遅れや暈しがないのはやはりいい家の出だと俺は総合してしまうが。俺は野育ち、山育ちで、言ってみれば熊襲がいつか襲ってくるぞ~~に向けて体を強靭にしていただけの鹿児島の少年です。クマソ伝説をそのまま鵜呑みにしていたんだな?はい!!まさか、海軍中佐として真珠湾攻撃を仕掛けるなど生まれたときに決定付けられていた訳ではない。大佐の意見を尊重するとして、それなら孫、容子の出現をいかに捉えるか??そ、それは法外な喜びとしか言えません。嬉しいのだな?はい、大佐になったときよりもジツがある!!ほう、それを詠ませてもらおう。昇進より 嬉しい孫の 誕生かな☆何を優先するかで人生の方向性が決まる☆