イエローダイヤ・マン《標榜編》〔303〕あれで終わりではなかったのだ・・・。だから人生塞翁が乳母なのかもしれず俺は固唾を飲み込めない。半分怒りだからだ。昨日最初に千円チャージしようと、例の出来ないおばさんだったものの勇気凛々で臨む。チャージだからだ。たかがチャージですったもんだになるはずもなく、俺は最初千円して二回目から五千円にしようと実はテンパっていた。し・か・し起こりえないことが興る。チャージが出来てその領収書が出て来てしまう。そして操作している内にも二回千円チャージになってしまう。俺も自分が引き続き注文したドラミと高菜が領収して残りの印字が出て来るとそう高を括っていたがどよめく。おばさんはやらかしていたのだ。チャージで止まって次の顧客がふたりも並んでそれからがテイヘンダ~テイヘンダ~で厨房から若いお兄ちゃんを呼ぶ。まだ新顔のイケメンで手短に操作してくれる。ここですよ、恐らく確定を押さないと・・・といって先へ進む。若者がいてくれて俺は最高の笑顔を自分が取り戻したことに驚愕する。ほっともっとに、ほとほと甘過ぎる自分だ。こういう言動背景でいいのだろうか、それは器機をきちんと教育してはいない本部実体を炙りだしている事に他ならない。