サファイア・マン《面白い男編》〔147〕モトクロスの自転車を購入したあと、長男はそれに乗るたびに快活人に生まれ変わっていき、まるで嘘みたいに性格も明るくなっていきキャロルは持ち物がこんなに人を変えるんだ・・・と驚くのです。その自転車が又カッコイイ!!小学一年生が乗っているシロモノではなくどうみても富裕層の家の子が乗っかっているような自転車・・・。サドルも調整出来てやがて高くても乗れるようになる。最初はよろよろしていたものが乗りこなせるように上達していったのです。この子は言葉が少ない少年だったのに大きくなるにつれ、詩人みたいな言葉を突然吐くようになって、多くを参考にさせてもらった次第で、ドラゴンボールが大好きで、そこからの盗用も多かったようです。しかしそれを知らない間は彼自身が考案したものかな?と我が息子ながら誇らしかったものです。お笑いが大好きでツッチーにソックリなのです。デビューの頃から見ていたし応援していたようです。大橋時代は彼にとって節目の年!!足という武器をいきなりプレゼントされて相当嬉しかったようで、人生のグランドスラム!!のひとつと言っても過言ではないでしょう。彼は今もそれを目にすると幼い興奮に呼び覚まされる・・・と思うんです。