イエローダイヤ・マン《標榜編》〔258〕練りに練ったのか、とうとう母がシェアハウスの食事の最前線に味噌汁バーを持っていくことにした!とメールがある。俺にとっては意外な選択で母は以前こう言っていたはず・・・。バイキングか定食トレーのどちらにするわ!って。しかし今になって決定したのは味噌汁バーでしかもフリーズドライ製法の味噌汁に決めた!というのだ。手作りではなくそういった製法にしたのも食中毒に照らし合わせ最も安全という答え。しかも常におにぎりを用意することにしたというのだ。おにぎりと味噌汁バーは入居者全員に振舞われ、その為に二人アルバイトを雇うという。そして味噌汁だけにとどまらず、スープやお吸い物も豊富に取り入れて毎日六案を用意したいというのだ、おにぎりも六種類だ。この案でいけば会社にも持っていけるオニギリでもあり、その際、おかずも六品は選んで行けそうでツカイデもある。そういうシナリオが進んでいることを俺は全く知らずに来ていた。そしてオニギリも塩を利かせて、外側をトロロコンブなどでふんだんに包みシェアハウスの人々への人気調査も欠かさず随時中身を替えて行きたい所存でいるようだ。刻みこんぶ、梅干、高菜、から揚げ、鰹節&シーチキンマヨネーズ、ゆで卵半個、これらがおにぎりの中に入っているのだという。