イエローダイヤ・マン《標榜編》〔229〕ブラジルのある場所、標高300メートルに岩が突出していて、みんなが写真を撮る場所として人気があることをテレビの深夜番組で知った。そこは下を見下ろせないくらい怖い処・・・しかもそれなのにみんなが体を乗り出して写真に収まろうとしている姿を見て困惑した。落ちたら危ない!!死んでもいいのか?なんて命知らずの人々だろうか!!暫くしてトリックが明かされた。なんと下に地面が付いていたのだ。そこなら落ちても怪我はしないくらいの高さ・・・。俺はこんな嘘なら許せるな!!とふと思った。普段なら俺は嘘を許さない体質でいる。それがこの番狂わせはなんなんだ?しかもユーモア感さえ漂わせていて、嘘イクオール悪のイメージがやんわりと払拭されたことを知るのだった。俺は現実を尊ぶ余り、首の周囲42センチのワイシャツを着ていたのだ。そう自分を分析する。命を軽く扱う者など地球人には皆無だろうし、こういったトリックならいつでも乗りたいな!とそう思う。ミッドナイトTVで、こういうのが毎回遭っている。・ん・として最後はこう締め括ろう。んんとこどっこいしょ!!といって立ち上がれないのなら最初から言うべきでない!!