イエローダイヤ・マン《標榜編》〔227〕豊洲への移転発表とともに語られた築地への熱い思い。東京人でなくともこの案に俺は安堵するし、とうとう彼女が勝どきを捉えたことを確信した。多くの者はいろいろ駄々をこねるだろうし、いつも意見は八方無尽に湧き出てくるものだ。ひとつの意見に収まらないからこそ異見は生まれて今日ある。そもそも都議会だ。自民党都議会はこれだけ建設費用が嵩張っていくとき何をどう捉えていたのか?全く開示もせずにここまで来たものだろう。よその県にいてもその経過はうっすらと把握出来る。つまり打つ手を打ってこなかったことが豊洲の膨大な建築費と盛り土不在というまさかの事態を招き、そこを胆に銘じていなければ人間としての良識を問われる。汗水たらして働き、政治家を信じるしかない都民の気持ち・・・そこに鋭敏になれなければ自民党本体と一緒に沈むしかない。オリンピック開催都市のトップレディとしてニッポンの未来をも視野に入れた小池都知事が、一首都の最高幹部としてだけではなくニッポンの最高頭脳として開花を迎えたことを喜ぶ。百合子手腕でなかったら漕ぎつけなかっただろう。そういう記者としてあるべき魂を都知事は持っている。・わ・和をもって和に沈むことが最も怖いのだ。