サファイア・マン《緻密な男編》〔138〕聴く処によると、結納も結婚式もハネムーンもきちんとしたというオーソドックスな結婚・・・それなのにこの顛末は一体なんだろう。自分はこういう形式的なことはすべて除外しての結婚。しかも会社にもまだ届けてはもらってない。一体二人の間のズレとはなんだろう・・・。彼女に会ったのが運のツキ、キャロルは女性の心の中の誰にも普段は明かさない、開かずの間みたいなものを執筆することにも意義があるのでは?と彼女の奇抜さに学ぶのです。もしも彼女が日々夫に従うことをよしとして従順に生きていたならこういう不満は起こらなかった。しかも彼女は次なる行動を決起していて、それを止める力はないんだとキャロルに豪語した。この枠組みこそが、女性のマグマだと了解するのです。その行く手にあるのは困難を極めた闘争や悔恨なのではないのか?そこで彼女は最終的に何をゲットしたい!と意気込んでいるのか?興味の瑠堝に追い込まれていくこと数分、やがて、彼女にこう指南します。私を有効に活用しながら、ステップアップしていくのはどうかしら!?と。彼女は自分が生命保険プランナーだという筋にいることをすっかり忘れていた模様で、いいんですか?まずはお互いの家族構成を含めた自己紹介を改めてすることになったのです。